超現代(2012〜2013)

 今回は、特殊な職業というかお偉いさんを中心に現在の妖精界を詳しく説明しますね。

2012年3月
 西国で(※東西逆なのでご注意を)とうとう和風貴族に対する怒りが爆発。多くの者は百京(ビャクケイ)に逃れるんですけど、天皇たちの住まいが何度も爆破されたり、襲撃されます。その際、天皇の側室・菊が愛する天皇を守ろうとして命を落とします。鞠姫という幼い娘を残して。正室の菊菜は生きてます、はい。
 安太郎天皇は怯え、位から退きます。そこだけは天才だった父親・京助譲りの性格なんでしょうかね。
 天皇の後継ぎは鞠姫しかおらず、しかも貴族に対する怒りが爆発している中です。皆、天皇以外を望みます。そこにナイスなお方が。
 エガンというティラミス帝国の王族。ミネルバ国に滅ぼされた王族の生き残りなのです。こうして彼は2013年1月から正式に就くことになり、それまでは仮にと。
 2013年1月1日。(人間界2012年11月1日)に帝王時代が始まり、エガンは正式に即位した。

*和風貴族
 300年〜1988年(平安時代)まで特に政治・世の中心にいた。(日本で言えば、平安時代の政治の中心の貴族。)1988年以降は天皇家以外、権力を失ったが6級制度という厳しい身分制度がしばらくそのままであったため、エガンが改正した。和風貴族は現在、妖精界に存在しない。
*西国
 妖精界の西にある島国。同じ島にはグリーン国やウォーター国がある。人口は4万人ほど。治安はそこそこいいが、昔から天皇反対の考えが根づいている。
*百京(ビャクケイ)
 貴族のみが住むことを許された永遠の貴族理想郷(ユートピア)。貴族以外もいるが、酷い扱いである。爆破事件により、人口は激減し2万人ほど。
天皇家
 現在の天皇家は1975年に即位された京助の一族。最後の天皇、安太郎は京助の息子。
*京助(1955〜1985)
 旧ティラミス国の農民。1975年のある日、母親が不器用な自分に対する扱いと弟(海助)の扱いの差に悲しみを覚えて村を飛び出したものの、南下する途中にある都の門で「み、水・・・」と言って力尽きてしまう。
 そののち、都にある当時のトップ結草の館へ運ばれ、怪しい者としての扱いを受けるが、結草はそんなの構わずに「自分の孫と結婚すればよい」と申したそう。
(詳しい所は小説で)
*安太郎(1980年〜2012年)
 旧名・安之上。洋服やロックバンドが大好きで、よく正室の菊菜と側室のお菊に叱られていた。ただ、娘の鞠姫には悪影響を及ぼさないよう自らの父親のような雰囲気で会っていた。最期は殺された。
*ティラミス帝国
 人口約7億人の妖精界で2番目に大きな国。ここの前王族は、敵対するミネルバ国により、不老不死の者を除き殺された。下は0歳から上は22歳。
*エガン(1902〜)
 不老不死のイケメン。普段はあまり笑わないが本当は優しい。よく本を読んでいる。前ティラミス帝国王族の生き残りの1人。