3.終焉

 サンタさんに報告した次の日。七番目の手品師は消えた。殺されたのだろう。
「・・・・・・」
 八番目の狙撃手が、黙って見てくる。
「ほら、レミー
「はい!」
 暗い路地裏。ここで今日も待つ。すると。

ズドン!

 響く銃撃音。無言で八番目の狙撃手が立っていた。
「だから逃げようって言ったのに」
 笑っていた七番目の手品師・・・。